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2022.02.25

SBAC通信 2月号

SBAC通信      
2月号   2022年2月25日

~お困りのときはスバックへ~

こんにちは!株式会社スバックのメールマガジンです。このメールは、お取引先やご名刺を頂戴しました皆さまに、弊社をもっと知って頂くため、取扱製品のご紹介や時事ニュースなどの情報をお届けしています。
今月は冬の祭典である冬季オリンピック北京大会が開催されました。日本選手団史上最多のメダル獲得とともに様々なドラマが繰り広げられましたね。
それでは今月号もご覧頂けると幸いです。


Sales Contents
(切削加工は如何ですか?)

今回は弊社で手掛けた切削加工の事例をご紹介します。

【C3604 切削加工】交差穴を高精度加工
用途:バルブジョイント
交差穴加工は穴が曲がったり、ドリルが欠けたり、内側でバリが発生するため意外に難しく加工時間がかかり、管理が難しい加工です。

【純チタン(TB340H)加工】切削加工で六角穴成形
用途:テスト用治具
難削材(チタン、インコネルなど)を始め、一般的な材質でも数量が少ないため圧造では作れない製品などに対応可能です。また低頭な製品、薄肉の六角穴加工も可能です。

【S35C 切削加工→両側転造(図面に転造指示)→ワイヤーカットによる穴空け】
用途:HOLDER(自動車部品)
転造加工を実現するために、各工程を駆使し製作したオーダーメイド製品
両端のねじに転造加工の指示がある製品です。穴加工後に転造をおこなうと穴がゆがんだり潰れる恐れがあります。逆にねじ転造後に穴加工を行うとねじに打痕など問題が発生する恐れがあるため、ねじ転造後にワイヤー放電加工機により穴加工を行いました。

Basic Knowledge of Company
(グループ会社タカチホのタイ現法紹介)

12月号から、グループ会社である株式会社タカチホの生い立ちと業務内容をご紹介してきましたが、今回はタカチホのタイ現法について触れさせて頂きます。
【Takachiho Denzai(Thailand)Co.,Ltd.のご紹介】


弊社は1999年7月にタイ国チョンブリ県シラチャ市のピントン工業団地にワイヤーハーネスの生産工場として設立しました (地図のオレンジ丸印位置です)。ロケーションはスワナブーム国際空港から車で南に1時間(90キロ)に位置し、自動車メーカーが多く利用する国際貿易港であるレムチャバン港まで10キロ、今話題のEEC (東部特別開発区であり、タイ東部の3つの省の特別経済区) のど真ん中に位置しビジネス環境抜群の立地条件です。まだ皆様の記憶に新しい2011年タイ大洪水ですが、弊社工業団地は海抜25メートル以上あり洪水の心配はございません。

【生い立ち】
1990年代多くの音響メーカーが安価な労働力を求め海外進出した際、弊社顧客もタイに進出しました。当時弊社はタイに生産工場が無く、Takachiho Denzai(Singapore)がハーネスの途中加工品と部品をタイ現地企業に送り込みセミノックダインをしておりました。お客様からの要求と、現地企業のQAT (Quality Assembly Thailand)の協力もあり、QAT 25%、Takachiho(Singapore) 33.3%、タカチホ(日本)41.7%の合弁企業が設立されました。


設立当初の社名はKoon Assembly Thailand で、因みにKoonの意味はタイ猛暑時期のソンクランに黄色い花が満開になるタイの国花の名前です。その後2006年12月には閉鎖となったSingaporeの資本とQATの資本を全て買い取り(株)タカチホの100%子会社となり社名は今のTakachiho Denzai(Thailand)Co.,Ltd.となりました。

【取引業界と取扱製品】
スタート当時はCar Audio・Car Navigationに使用するハーネスを得意とし、タイ国内とシンガポールに輸出していましたが、現在車載関連ではヘッドランプ周辺のハーネス、トランスミッション内で使用する過酷な環境に耐えるハーネス、2輪ハンドル周辺に使用するスイッチ付ハーネス、また車載以外では、建設・園芸電動工具で多芯且つ屈曲性能に優れたハーネスの加工、医療機器のコントロール部に使用しているスイッチハーネスの加工、エアコン、産業用制御・計測機器など幅広い製品に使用していただいております。

【品質保証に関する認定証】


【弊社の特徴】
・本来、品質不良は流失させてはいけないのですが、万が一発生した場合のトレーサビリティーは重要で、お客様から評価を受ける事があります。顧客で使用する前に不良発生の危険性を発見し事故を未然に防ぐ例もあります。
・タイの地域性として米中関係悪化により北米向け製品の生産場所が変更されるケースが、昨年も多く発生しました。弊社顧客でも中国のODMメーカーで生産していたモデルをタイに生産シフトがあり、その際自社開発ではないので仕様書不備が多く、使用する材料、メーカー、性能など誤記または確認事項が山積でした。顧客と弊社の中国ネットワークで苦労しながら無事立ち上げが出来、その年のサプライヤー表彰を授かり、評価いただきました。
・製造工程内の治具や検査機など内製化率が高く、改善活動についてもお客様から評価いただいております。
・常にアンテナを張り、新規顧客獲得に励んでおります。75平米のクリーンルームと全自動圧着機13台保有し、キャパは十分に有ります。タイ国内のお客様は多いものの、海外直接販売は10%以下ですので増やしたいと考えており、お引き合いよろしくお願いいたします。
今月号は、如何でしたか?毎月、弊社に関する情報をお届けして行きますので、お楽しみ下さい。
また、ご意見ご要望がございましたら、リクエスト頂ければ幸いです。 
本日のご紹介は以上です。引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

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